公益社団法人  鳥取県鍼灸マッサージ師会


令和元年度事業報告


第4回理事会を開催

 3月8日の日曜日に、鳥取市のさわやか会館を会場に、本年度第4回目の理事会を、長谷川員外監事の参加も得て、午後開催した。
 コロナウイルスの感染拡大の中とあって、できるだけ短時間の審議をの意識のもと、一同集中して臨んだ。
 山根代表理事が挨拶を行った後、以下のような議題を審議した。
第1号議案 令和元年度会務・事業報告(中間)、決算(中間)の件
 概ね予定通りに、経費節約をしながらも事業を行った。決算については、予想を上回る会員減によって寄付を募る事態になったが、多くの会員の理解で何とか乗り切れそうである。
第2号議案 会費値上げ承認の件
 会費の引き上げをせざるを得ず、値上げ幅をいくらにするか、二つの選択肢の提案があった。
 多数決を取ったところ、4,000円を引き上げる案を社員総会に提案することを承認した。
第3号議案 令和2年度事業計画、同予算及び資金調達並びに設備投資に関する承認の件
 会費引き上げを含む予算あんを承認するとともに、資金調達、設備投資に関しては特に予定はないとの案を承認した。
その他
 山根代表理事が6月下旬に予定されている本県での開催、中国ブロック鍼灸マッサージ師協議会の日程案を例示するとともに、年間の行事カレンダーを報告して、次年度の運営にも協力を求めた。
 以上、約1時間の審議を終え、15時40分に山下総務部長が閉会を宣した。

令和元年度第4回学術講習会(公開講座)を開催

 暖冬の影響でこの時期とは思えないような日々が続く1月26日(日曜日)、倉吉市・伯耆しあわせの郷にて今年度第4回の講習会を開催した。今回は、会員による症例報告、治験例の発表、および中央での会議・研修会参加報告がなされた。
 参加者は十数名と少なかったが、皆真剣に聴講し、各発表後には治療法・所見の詳細等に対する質疑応答、意見交換が活発に行われた。また、全国大会の報告では、本会にも参考となる他府県の情報も紹介され、こちらも皆真剣に耳を傾けていた。
 なお、発表・報告者と演題は以下の通りであった。(敬称略)
   1.増本 有哉「痛くない鍼での有効症例」
   2.矢倉 淳也 「フェイススケールを用いた経過観察と課題」
   3.森脇 安浩 「足の疾患に関する鍼治療」
   4.植竹 雅宏 「下肢痛(大腿部)の症例報告」
   5.山根 和由 「中央会議・研修会報告」

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第3回学術講習会を開催

 この時期らしい寒さの朝となった12月1日(日曜日)、米子市公会堂の集会室を会場に、本年度第3回学術講習会を開催した。
 今回は、隣県の一般社団法人島根県鍼灸マッサージ師会業務執行理事・治療室ウェルケア院長の岩谷誠先生をお迎えして、「知ってもらう・来てもらう・また来てもらうための治療院経営」をテーマにご講演頂いた。
 午前中は、ご自身が治療院を開設するまでの思いとその準備段階での検討・実施内容の概略の紹介の後、治療院経営についてホームページの開設、院内の環境、治療方法から患者対応の方法まで詳細にお話しいただいた。
 午後からは、インターネットの活用例、およびいま話題のキャッシュレス決済の導入例などの紹介の後、視覚障害者でも簡単に利用可能なカルテ管理ソフトについて、その画面をスクリーンに映しながら操作方法の実際と内容の説明を聞いた。
 受講者は何か参考にしようと、終始熱心に耳を傾けていた。
 質疑応答では、多くの質問があり、講師にはその都度丁寧に回答いただき、盛況のうちに終了した。

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第2回学術講習会を開催

 台風の影響が少し残る10月13日(日)、鳥取県生涯学習センター ふれあい会館(鳥取市)の大会議室を会場に、本年度第2回学術講習会を開催した。
 今回は、日本鍼灸マッサージ協同組合理事長・堀昌弘先生を講師にお迎えし、「医療過誤と治療院の近代経営」と題してご講演頂いた。参加者は、台風が心配されたためかいつになく少なかったが、西部・中部地区のみならず島根県師会からも参加があった。
 午前中は、医療過誤についてのお話で、協同組合の事業内容の説明の後、協同組合で受け付けた医療事故等について種別ごとの事例を挙げながら、被害者への対応の仕方、事故処理の進め方などについての説明があった。
 午後は、治療院の近代経営について、長年に渡る先生ご自身の治療院経営の現状とその変遷をユーモアを交えて紹介いただきながら、患者さんへの対応から施術者自身の身なりまで注意すべき事柄のお話があった。
 参加した受講者は、時々笑い声があがるものの、自身の参考にしようと真剣に耳を傾けていた。
 今回は台風の影響で開催が危ぶまれたが、堀先生には前日の交通機関がストップする直前に来訪して頂いたことで、何とか開催することができた。

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第13回島根県師会との交流会が開催

 この時期としては珍しく蒸し暑い日となった9月29日(日曜日)、今年度で13回目となる鳥取・島根両県師会の交流会が松江テルサにおいて開催された。参加者は、島根県師会からは持田代表理事ほか3名、鳥取県師会からは山根代表理事ほか5名の10名であった。
 会議では冒頭、島根県師会・持田代表理事の挨拶のあと参加者全員の自己紹介が行われ、その後議事に入った。議事ではお互いの組織の現状、および問題点とその対応策等が話し合われた。その中で、本会のメーリングリストでも流れた“怪しい予約電話”の件についても取り上げられ、両県師会とも全会員への注意喚起の必要性が再認識されるなど活発な意見交換が行われた。
 その後の昼食会では、午前中の会議での熱気を冷ますかのように和やかな雰囲気の中で情報交換などが行われ、次回会議での再会を誓いつつこの日の交流会を終えた。

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令和元年度第3回理事会開催

 9月15日(日曜日) 午後12時40分より、米子市福祉保険総合センター ふれあいの里(1階 障がい者活動室2)において本年度第3回理事・役員会を開催した。
議事の内容は以下の通りであり、全て満場一致で承認、了承された。
 第1号議案 事務所電話機購入について
 第2号議案 令和元年度上半期の事業進捗報告について
 第3号議案 その他
 (1) トライアスロンケア活動およびはり・きゅう・マッサージの日記念イベントについて
 (2) 島根県師会学術研修会参加について

敬老の日にちなんだ治療奉仕活動を実施

 猛暑は収まったものの、まだ残暑が続く9月15日(日曜日)の午前中、米子市のふれあいの里において、米子市老人クラブ連合会の方々を対象とした恒例の治療奉仕活動を実施した。
 当日は市内各地区でも様々な催しものが開催されていたためか、今回はいつもに比べて応募者がかなり少なくなっていたが、23名の方にマッサージを、6名の方に鍼(はり)の施術を行った。一人20〜30分程度の施術ではあったが、会場では施術者と気軽に会話をする声が聞こえ、和やかな雰囲気の中でひと時の安らぎを感じていただけていたようであった。
 当日、会場の準備等でお世話になりましたボランティアの方々、大変ありがとうございました。

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令和元年度 第1回学術講習会を開催

 前日の好天をよそにあいにくの雨模様となった9月1日(日曜日)、鳥取市のさわやか会館を会場に本年度第1回学術講習会を開催した。受講者は、島根県師会から2名、広島県からの1名を含め二十数名であった。
 今回は、9年前にもご講演いただいた、元東洋鍼灸専門学校副校長 松田博公(まつだ ひろきみ)先生をお招きし、「日本鍼灸の鏡として『黄帝内経』を読む」と題し、長年に渡る先生独自の研究をもとに、「中国伝統医療の宇宙論」、「日本の気と中国の気は違う」という2つの項目を中心に、古典から伺える古代中国における思想感、その後近世までの中国・日本医家による古典の解釈とそこから見える当時の思想感、およびそれに対する先生ご自身の考察などについてご講演いただき、古典に余り接することのない受講者もいたが、皆先生のお話に真剣に耳を傾けていた。

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「はり・きゅう・マッサージの日」のイベントを米子市で開催

 猛暑となった8月18日の日曜日に、米子市の保険福祉総合センターふれあいの里において、「はり・きゅう・マッサージの日」の記念イベントとして無料講演会、相談会、鍼(はり)、マッサージの無料体験会を開催した。
 講演会では、昨年好評であった本会会員の三田直水さんによる「寝たまんま体操〜自分でできる寝たきり改善メソッド〜」を行い、たとえ病気・けが等で寝たきりになっても、或いは体力・健康維持のために動かせるところを動かすとの目的で、20数種類の簡単な運動を実際に来場した皆様に行っていただいた。
 終了後には、「講座がまた開かれるようなことがあれば参加したい」、「寝た状態で体操できるのでとても助かります」、「自分のベッドの上でやってみようと思う」等の声も聞こえていた。
 講演会終了後は、無料体験会、相談会を行った。鍼(はり)やマッサージの体験会では30数名の方に、相談会では数名の方にご自身の病気に対する鍼灸マッサージでの治療方法、及び健康管理での鍼灸マッサージの活用方法についてなどの相談・質問に対して説明・助言を行った。
 鍼(はり)やマッサージを受けるのが全く初めての方もおられたが、会員の丁寧な説明と施術を受け、「はじめてのはり体験とても良かったです!」、「マッサージ後、体が軽く歩け、楽になりました」のほか、「免許の件もギモンに思うところでしたのですっきりしました。やはり、免許を持っておられる所で!ですよね」などの声をいただき、好評のうちに終了した。

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島根・松江研修会参加報告

 梅雨は明けたものの、蒸し暑く不安定な空模様であった7月28日(日曜日)、松江市のライトハウスライブラリーを会場に開催された、島根県師会松江研修会において、本会会員の太陽堂院長・三田直水(みた なおみ)先生が講演の要請をうけ、「触れることの意味」をテーマに講演を行った。
 午前は、鍼灸マッサージ師を目指した動機、自身の経験談等に続いて人の皮膚の構造から働き、東洋医学での皮膚の捉え方、鍼治療でのポイント等を話した。
 午後には、日常の臨床にて汎用している“散鍼”と“皮鍼”での鍼の持ち方、補瀉による刺法の違いを説明し、数人のモデル患者に対してその実際を披露した。その後、参加の有資格者同士が刺鍼を行う中で、実技指導も行った。
 質疑応答では、有資格者のほか、学生参加者からの熱心な質問もあり、大変有意義な研修会であった。

皆生トライアスロン大会選手へのケア活動を実施

 早朝の雨が上がり、例年になく涼しくなった曇り空の7月14日、第39回全日本トライアスロン皆生大会が開催され、その出場選手へのケア活動を実施した。
 今回は、鳥取県視覚障害者福祉協会三療部会、鳥取県ライトハウスのほか、鳥取県鍼灸師会からの参加協力もえて、総勢25名により、ゴール地点の陸上競技場に設置されたテントでは鍼(はり)によるケア、競技場近くの東山体育館ではマッサージによるケアが、合わせて83名の選手に対して行われた。
 選手からは「今年もまた受けにきました」「直後にケアが受けられ助かります」
「痛みが取れました」「これであんしんして車の運転をして帰れます」などの声が聞こえていた。
 鉄人のみなさん、また来年もお待ちしています。

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第6回 中国地区鍼灸マッサージ師協議会in広島 開催

 梅雨空となった6月29日・30日の2日間にかけて、広島市中区のホテルの大会議室を会場に、中国地区5県より各県師会の代表者が集い、広島県鍼灸マッサージ師会主催による第6回中国地区鍼灸マッサージ師協議会が開催された。
 1日目は、全鍼師会伊藤久男会長による基調講演「あはき業界の中央情勢について」に続いて、各県より提出された組織強化、無資格対策及び保険の取扱に関する課題について協議・質疑応答による意見交換が行われた。会議終了後懇親会が催されたが、その場においても情報交換が活発に行われていた。
 2日目は、一般講演会・学術研修会が行われた。
 今回、本会からの提出議案は以下の2つであった。
 @組織強化について:少子高齢化が顕著化する中、鳥取県全体でも毎年若者の県外流出、人口の減少が進んでおり、新入会員を募ることが難しくなっている。中央の方でも何か方策を検討して頂きたいと思う。
 A無資格対策について:県の担当部局及び保健所へ調査、取り締まりの実施の要望を出してはいるが、なかなか思うように進んでいない。現在、中央で“あはき師、柔整師の広告に関する検討会”が行われているが、これを機に、取り締まり方法についても明確化してほしいものである。
 この協議会は毎年各県持ち回りで開催されているが、事情により来年は鳥取県で開催されることとなった。

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令和元年度定時社員総会を米子市で開催

 夏を思わせるような陽気となった6月2日(日曜日)、米子市公会堂の集会室を会場に令和元年度定時社員総会を開催した。
 来賓に、赤沢衆議院議員、舞立参議院議員(お二人とも代理の方)、萬井医療政策課課長、仲田米子市福祉保健部障がい者支援課課長、米川鳥取県医師会副会長のご臨席を得て開会し、山根代表理事の挨拶の後、生涯研修修了証が7名に、長年の研修受講に対する表彰状が1名に代表理事から伝達され、その努力を讃えた。続いて、ご来賓の方々からご祝辞を頂いた後、休憩をはさんで議事へと移った。
 議事では、冒頭に出席者、委任状の確認を行い、総会の成立を確認した後、議長に笠田氏、記録人に山下氏、議事録署名人に宅野氏、仲村氏をそれぞれ選出し、以下の内容で審議・報告を行った。
 1.平成30年度会務・事業報告、同決算及び資金調達、設備投資の報告並びに監査報告について
  事前に総会資料が送られており、内容は既に承知されているものとして説明を省略し、漆原監事による監査報告の後、議長が議場に意見を求めたところ特に質疑はなく、全員の挙手をもって承認された。
 2.任期満了に伴う役員選挙について
  選挙管理委員より、5月29日に締め切った役員改選の開票・集計作業を行い、その結果がまとまり次第議場に報告する旨の説明の後別室での作業に移った。
 3.令和元年度事業計画・同予算および資金調達、設備投資見込みに関する報告について
  こちらも、事前に配布済みの資料の通りであること、資金調達、設備投資見込みはないことが報告された。
 4.全鍼師会代議員総会等について
  山根代表理事より、5月26日に開催された代議員総会について報告が行われた。
 5.第6回中国地区鍼灸マッサージ師協議会提出議題について
  山下総務より、執行部で検討・整理した後協議会へ送付する旨が報告されるとともに、会場へも提案の呼びかけが行われた。
 6.意見発表・その他
  以下の3点について各氏より提按・報告がなされた。
  (1) 宮路氏より、西部の医師、薬剤師などが主宰する在宅ケアの研究会への参加の呼び掛け
  (2) 市川氏より中央におけるあはき師等の広告に関する検討会、及び受領委任制度における施術管理者講習義務化についての情報
  (3) 総務部より、7月1日から施行される治療院(室)での禁煙義務化についての情報、及びトライアスロンケア活動、敬老の日にちなんだ治療奉仕活動への参加呼び掛け
  ここで、選挙管理委員より役員選挙結果の報告があり、立候補者全員が信任されたことが報告され、満場一致で承認された。
 以上をもって議事は終了した。
 総会終了後に開催された新役員による理事会において、各理事の担当する職務が決定され、総会閉会後の会場にて報告された。その後、東京での代議員総会の翌日に開かれた全日本鍼灸マッサージ師連盟、及び共同組合総会に参加した山根代表理事より報告が行われ、13時15分に全日程を終了した。

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令和元年度第1回理事会を開催

 薫風香る5月12日の日曜日、鳥取市のさわやか会館を会場に、新たな元号の元、本年度第1回の理事会を開催した。
 冒頭、鍼灸マッサージの重要性の高まり、評価の上昇に伴う資質の向上を、今後とも進進めて行くとの山根代表理事の挨拶の後、同代表理事の議長で以下のような審議を行った。
1.平成30年度会務・事業報告及び決算報告、監査報告、資金調達・設備投資等についての報告
 山根代表理事の全体的な報告、事前送付資料の内の事業報告の一部修正、漆原寛二の監査報告など、総てを全員一致で承認した。
2.令和元年度事業計画案並びに予算案の報告
 前回の理事会で承認されているが、事業計画の内、研修会の日程の一部変更が示されたあと、再度承認された。
3.定時社員総会について
 既に案内を送付しているが、6月2日に米子市公会堂で開催する定時社員総会について、合わせて理事選挙も行われることが報告された。
4.全日本鍼灸マッサージ師会の定時総会への提出議題について
 今年度は見送る予定であることが報告された。
5.第6回中国ブロック鍼灸マッサージ師協議会への提出議題について
 6月29日と30日に広島市で開催予定の協議会に、組織強化と無資格者対策と保険取り扱いの状況についての2テーマに絞って議題が募集されているのでと提案を呼びかけた。
その他、7月14日の皆生トライアスロン大会での選手ケア活動と、8月の鍼灸マッサージの日のイベントに対応するための小委員会の設置が承認されるとともに、9月の治療奉仕活動についても共催の他団体などと協議して行くことが承認された。
また、学術担当の植竹理事からは、10月13日開催予定の講習会の講師の人選について、提案を求める発言があった。
 以上のような内容で、速やかな進行の下、午前11時15分に山下総務部長が閉会を告げた。


平成30年度事業報告


第6回理事・役員会を開催

 冷たい小雨が降る3月10日の午前、鳥取市・さわやか会館にて本年度第6回理事・役員会を開催した。
 折しも、当日開催中の鳥取マラソンによる交通規制の影響を受け、止むを得ず幹事1名が欠席となったが、ほかの理事役員は全員が出席して、以下の議題について報告、審議を行った。
 第1号議案 平成30年度会務・事業、同予算および資金調達並びに設備投資に関する報告(中間)の件
 第2号議案 平成31年度事業計画、同予算および資金調達並びに設備投資に関する承認の件
 第3号議案 その他
  (1) トライアスロン治療奉仕の準備について
  (2) 治療奉仕活動の準備について
 第1号議案および第2号議案については、予め配布されていた資料に基づき各担当理事より報告・説明があった後、全員一致で了解・承認された。
 第3号議案の2題については、総務部より説明(補足)があり、全員が協力し、会員へ参加・協力を求めていくことを確認し、こちらもそれぞれ全員一致で了解された。
 会議は滞りなく進行し、午前11時30分閉会した。
 なお、来年度の事業計画の中で以下の行事予定が示された
  5月26 ・27日  全鍼師会定時代議員総会
  6月2日 平成31年度定時社員総会(米子市公会堂)
  6月29・30日 第6回中国地区鍼灸マッサージ師協議会(広島)
  7月〜8月 免許保有証申請受付
  7月14日 第39回全日本トライアスロン皆生大会治療奉仕
  9月15日 敬老の日にちなんだ治療奉仕
 10月20・21日 第17回 東洋療法推進大会(横浜市)
 11月17日 都道府県師会会長会

島根県師会出雲研修会に参加

 春を思わせるような陽気に包まれた2月24日の日曜日、島根県出雲市社会福祉センター3階会議室において、(一社)島根県鍼灸マッサージ師会・出雲研修会が開催された。
 その研修会に本会業務執行理事の國岡氏が招請を受け、講演ならびに実演を行うとともに、本会からも4名が参加・受講した。
 講習会では、午前中、治療家としての44年間を振り返りながら経絡治療との出会い、その考え方・治療法等についての講和、および症例の紹介があった。
 午後の部では、2名のモデル患者に対して治療の実際が行われ、途中、受講者は直接刺鍼部位の選穴理由の説明、脈診の確認体験などを受けていた。治療が終わり、モデル患者が再び坐位になると、見た目にも体のバランスが整っているのを皆が確認し、あらためて鍼治療の効果、良さを実感した講習会であった。

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鳥取・島根県師会交流会開催

 数日の間春めいていた陽気から一気に真冬の寒さに戻った2月10日の日曜日、鳥取市・さわやか会館において、鳥取・島根県師会の交流会を開催した。
 この交流会は毎年両県師会で交互に開催しており、当初、昨年の9月に予定されていたが、台風の影響で延期され、この日の開催となった。
 今回で12回目となる交流会には、島根県師会から持田代表理事ほか4名、本会からは山根代表理事ほか4名の計10名が出席した。
 会議では、お互いの組織運営の現状、抱える問題点とその対応策および新たな取り組み他等について、熱のこもった意見交換が時間一杯まで行われた。その後、全員で少しおそめの昼食となったが、その席でもいくつかの話題がはなされ、寒さを忘れるほどの盛り上がりをみせていた。

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第4回学術講習会・公開講座を開催

 数日来の寒波が遠のきつつあった1月27日の日曜日、倉吉市の伯耆しあわせの郷において、平成30年度第4回学術講習会・公開講座を開催した。
 今回は、本会会員による自身の体験による考察、治験例、および全鍼師会の会議・研修会などに参加したことについて発表・報告等がなされた。
 寒波のほかにインフルエンザが猛威を奮っていたためか、参加者は当初の予定より少なくなり14名の参加であったが、皆各講演に真剣に耳を傾けていて、施術方法、考え方などについての質疑応答があった。
 なお、発表・報告者と演題は以下の通りであった。(敬称略)
   1.岡村稀隆「パーキンソン病の正しい知識と治療について」
   2.森脇安浩「腰部脊柱管狭窄症に対しての鍼治療」
   3.三田直水「触れることの意味」
   4.松本剛典「流通経済大学トライアスロン部米子合宿鍼治療によるサポート」
   5.植竹雅宏「療養費の取扱いに関するQ&Aを中心とした報告」
   6.山根和由「中央情勢及び研修会報告」

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第3回学術講習会を開催

 小春日和となった12月2日の日曜日、米子市公会堂2階の集会室6・7において第3回学術講習会を開催した。
 今回は、お隣の島根県師会より東洋鍼灸院院長の遠藤武先生を講師にお迎えして、「経筋治療と手技療法」をテーマにした講義と、治療の実演をしていただいた。
 午前中は、先生がメインの治療法として施術されている経筋治療についての概略と、それを元にご自身が考案された手技療法の概略について、長年にわたる貴重な経験談をお話ししていただくとともに、繁盛する治療院経営法にまでお話しが及んだ。
 午後からは、参加者それぞれが普段から抱えている症状に対して、経筋治療の実際をしていただくとともに、効果的な手技療法も紹介をしていただいた。
実演中には、治療中の部位に触れさせていただいたり、実際に手を取って説明を受ける参加者もあり、予定時間いっぱいまで大変盛り上がった実技主体の講習会であった。

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第2回学術講習会を開催

 秋晴れで陽気のよい日となった11月4日(日)、鳥取市障碍者福祉センターにおいて本年度第2回学術講習会(生涯研修会)を開催し、他団体会員、一般有資格者など24名が受講した。
 今回は、全鍼師会スポーツ事業委員長の朝日山一男先生をお迎えして、「スポーツ障害に対する鍼灸マッサージ」をテーマにご講演いただいた。
 午前中は、「スポーツ選手のサポート方法・内容は、介護予防、災害支援の場でも共通・応用できる面などが多々ある。」と先生の活動の3本柱とされているスポーツ、介護予防、災害支援についてのお話があり、先生が実際に赴かれた被災地、ならびにスポーツ大会での活動事例の紹介があった。
 午後からは、スポーツ大会でのサポート活動に参加するうえでの注意点、選手へ施術する際の注意点などのお話の後、モデル患者および実際に障害のある参加者に対して、先生が普段行われている数種類の生涯部位への治療方法を実演していただき、参加者も触れさせていただきながら説明を受けた。
 会場は参加者の熱気に包まれる中、午後3時30分盛況のうちに閉会した。

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第4回理事会を開催

 平成30年9月20日(木)に、本年度第4回目の理事会を本会事務所にてインターネットを利用して開催した。
 開催に先立ち出席者確認を行い、本会議が成立することを確認した後、山根代表理事の挨拶に続いて以下の議案の審議を行うとともに、報告を行った。
 【審議事項】
   第1号議案 入会申請者の承認の件
   第2号議案 顧問依頼の件
 【報告事項】
   1.平成30年度上半期の会務・業務執行状況についての報告
   2.その他
    (1) 奉仕滑動等実施時の備品等の事前準備(配置)について
 以上の各議案事項について、担当理事より説明、報告が行われ、全て全会一致で承認、了承されて終了した。

第1回学術講習会を開催

 夏日となった彼岸の中日の9月23日(日曜)、鳥取市の県立生涯学習センターふれあい会館において、本年度の第1回学術講習会(生涯研修会)を開催した。
 今回は、(公社)全日本鍼灸マッサージ師会保険局長・往田和章先生を講師にお迎えし、「あはき保険制度について」と題しご講演いただいた。
 冒頭のご挨拶の後、保健制度のあらましについて先生ご自身の経験談を交えながらの説明があった。続いて、長年にわたる厚労省との協議の結果、来年1月より始まる‘あはき療養費受領委任払い制度’について、今までの制度から改正された点、新しく追加された点、ならびに注意点などの資料をスクリーンに映しながら説明があり、時々、直接交渉にあたられた時の苦労話等の紹介もあった。
 講演の終盤は、予め用意のあった質問事項および会場からの質疑応答にあてられていたが、時間が足りないほどの反響の中で終了した。

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高齢者に対する治療奉仕活動を実施

 あいにくの雨降りとなった9月9日の日曜日、毎年恒例で行っている敬老の日を前にしての高齢者に対する治療奉仕活動を、本年も米子市福祉保健センター'ふれあいの里’で、公益社団法人鳥取県視覚障害者福祉協会三療部会との共催で開催した。
 昨年は、台風接近で中止とせざるを得なかったが、今年も大雨の影響で鳥取市方面からの施術者が来られないトラブルはあったものの、10名の施術者が約40名の米子市老人クラブの方々に一時のくつろぎの時間を提供した。
 会話も弾み、健康に対するアドバイスや運動療法などについてもアドバイスを行い、感謝の言葉があちこちで交錯していた。
 介助でお手伝いをいただいたクラブの役員の方々、ボランティアの手の会のみなさん、今年もお世話になりました。ありがとうございました。

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「はり・きゅう・マッサージの日」記念イベント開催

 まだ猛暑の中にあった8月26日(日曜日)、鳥取市のとりぎん文化会館(県民文化会館)において、「はり・きゅう・マッサージの日」を記念したイベントとして無料講演会、体験会、相談会を開催した。 このイベントは、県民の皆様に、はり・きゅう・マッサージについて正しくご理解を頂き、その効果・有効性等を知っていただくとともに、実際に体験していただく目的で開催している。
 当日、会場には多くの県民の方々においでいただき、太陽堂院長の三田先生による講演会「寝たまんま体操 〜自分でできる寝たきり改善メソッド〜」では、先生の説明を聞きながら20数種類の簡単な運動を実際に体験していただいた。 講演終了後には「とても参考になった」「将来に備えてやってみよう」などとの声が聞かれた。
 後援会終了後、本会会員による相談会、及び鍼(はり)、マッサージの体験を40名余りの方々に受けていただいた。
 相談会では数名の相談担当者で、ご自身の病気に対する鍼灸マッサージでの治療方法、及び体調管理での鍼灸マッサージの活用についてなどの相談に対応させていただいた。
 また、はり、マッサージの体験を受けられた方々からは、「全く初めてだったがはり、マッサージのことがよくわかった」「来てよかった。これからも時々利用してみたい」「また開催してほしい」などの声を頂き、好評のうちに終了した。

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皆生トライアスロン選手への治療奉仕活動を実施

 7月15日、酷暑の中、第38回全日本トライアスロン皆生大会が開催され、選手の皆さんは、スイム、バイク、ランの苛酷な鉄人レースに挑戦した。
 公社、鳥取県鍼灸マッサージ師会、公社、鳥取県視覚障害者福祉協会三療部会、鳥取県ライトハウスは、大会協力の形で東山体育館と、その周辺のテントで、選手の皆さんに治療奉仕を行い、マッサージ、36名、鍼、24名、合わせて60名の治療を行った。足の痛みでやっと治療に訪れたある選手は、「レースは、苛酷で苦しいが、ゴールをした瞬間の達成感は、何とも言えない、来年も、また来たい」と力強く発言、会場のあちらこちらでは、なごやかな会話、有り難うの感謝の言葉がとびかった。

(記:長田静香西部地区長)

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第5回中国地区鍼灸マッサージ師協議会が湯田温泉で開催

 梅雨時の晴れ間とはいえ真夏を思わせるような好天に恵まれた6月23日、24日の2日間、山口県鍼灸マッサージ師会の主催により、山口市の湯田温泉において第5回中国地区鍼灸マッサージ師協議会が開催された。
 本県からの4名を含む総勢38名の鍼灸マッサージ師が中国地区5県から参集し、各県の提出議題に基づく諸問題を解決するための協議が行われた。
 1日目は、組織強化会議、保険担当者会議の2つの分科会が行われ、その後の全体会議にて報告があり情報の共有化を図った。続いて全鍼師会・伊藤久夫会長による基調講演、懇親会が行われた。
 2日目は、昨年本会においてもご講演いただいた、医学博士・井上正康先生による“遥かなるいのちの旅「生命の生存戦略と21世紀病の逆襲」”をテーマに公開講座が行われて、西の京・山口での熱心な協議と学術研鑽の2日間の日程を終えた。
 なお、来年の中国地区鍼灸マッサージ師協議会は、広島県で開催される予定となっている。

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平成30年度定時社員総会を開催

 梅雨入りを前にして、好天となった6月3日の日曜日、鳥取市のさわやか会館を会場に、平成30年度の定時社員総会を開催した。
 福間県議会副議長、萬井医療政策課長、長井鳥取市保健所長の臨席を得て開会し、山根代表理事の挨拶に続いて、代表理事から生涯研修修了証を10名に、長年の研修受講に対し、2名に感謝状を贈り、その研修努力に敬意を表した後、来賓にご挨拶を頂戴した。
 議事では、東部の笠田氏を議長に、記録に山下総務、署名人に東部の三田、近藤の両氏を選出し、以下の内容で審議を行った。
1.平成29年度会務・事業報告、同決算報告及び資金調達、設備投資の報告並びに監査報告の承認について
 事前に総会資料を送っていたことで、説明を省略し、漆原監事の監査報告を受けて、意見を求めたところ、特に質問はなく、拍手多数で承認された。
2.平成30年度事業計画・同予算及び資金調達、設備投資見込みに関する報告並びに会費規程の改定の承認について
 会員減少による収入減の下でも、質の高い講習会開催が本会の生命線であることから、会費と受講料の引き上げが提案され、ほぼ全員の拍手多数で承認された。
 事業面では、4回の講習会の内、9月23日に保険取り扱いに関する講習会を、11月4日にスポーツセラピーの講習会を、12月2日に内容は未定だが3回目を、最終は恒例の臨床報告会を1月27日に開催する講習会予定を、皆生トライアスロン、敬老の日にちなんだケア活動、免許保有証申請の取り扱いなどの補足説明を行った。
3.選挙管理委員の改選について
 7月31日をもって、選挙管理委員の任期満了に伴い、引き続き橋谷委員と盛田委員の再任が報告された。
4.県保険鍼灸マッサージ師会への役員選出の報告
 山根代表理事を推薦する旨の報告がされた。
5.全日本鍼灸マッサージ師会総会等の報告
 5月27日、東京で開催の総会に参加した山根代表理事から報告があった。地方からは、保険取り扱い、無資格問題、業界の一本化などの10提出議題が提案されたとのことであった。
6.中国地区鍼灸マッサージ師協議会への提出議題について
 6月23、24日の両日、山口・湯田温泉で開催の協議会について、組織強化の課題が主に話し合われることが報告された。
7.意見発表
  未加入者に如何に入会してもらい、組織強化に繋げるか、違反広告の取り締まりを如何に進めるかなどの課題が提出され、今後も方策を探っていくと回答した。
 総会終了後、東京での総会と合わせて開かれた全日本鍼灸マッサージ師会の全鍼連盟と組合総会に参加した山根代表理事が報告を行い、13時30分に全日程を終了した。

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平成30年度 第1回理事・役員会開催

ゴールデンウィーク最終日の5月6日の日曜日、鳥取市のさわやか会館において、平成30年度第1回目の理事・役員会を開催した。
 開催に先立ち出席者の確認が行われ、理事2名の欠席があったものの、定足数を満たしていることが確認された後、山根代表理事の挨拶に続いて以下の議題について審議・報告
に入った。
1.平成29年度会務・事業報告、同決算及び資金調達、設備投資の報告並びに監査報告について
 3月の理事会での報告(中間)以降の追加事項が報告された後、監査報告がなされた。
2.平成30年度事業計画・同予算(会費値上げを含む)および資金調達、並びに設備投資の見込みに関する件
 総会における会費規定改定の承認が必要である旨が再確認された。
3.選挙管理委員の改選について
 執行部に一任とした。
4.保健師会への役員選出承認について
 山根代表理事を選任した。
5.全鍼師会定時総会提出議題について
 今年は提出を見送り、当日の議論内容を持ち帰り検討・参考にする旨の報告があった。
6.中国地区鍼灸マッサージ師協議会提出議題について
 6月23日と24日の両日開催予定の標記協議会への提出議題について、以下の執行部提案の議題が報告され、なおかつ、会員からの意見を待った上で、17日を目処に取りまとめて提出したいとの報告があった。
 ・未加入の治療院へ入会案内を送付するも、数名の問合せがあったが、入会は1名にとどまった。
 ・組織強化策について他県の対策、取組状況を尋ねる
 ・誇大広告、広告違反の取り締まり強化方法、対策について他県の状況を尋ねる
7.その他
(1) 定時総会(6月3日)の会場は、鳥取市・さわやか会館第1研修室
(2) 年会費・受講料の改定の案内文について確認
(3) トライアスロン奉仕活動の来年度以降の活動方法について今後検討していくとした。
以上、すべて出席者全員一致で承認し、午前11時30分に閉会した。

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